犯罪

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【小説】入間人間『たったひとつの、ねがい。』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくてもわかる日々。そして今日。思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。つまり、良いよ、ということ?やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。それから、僕のもう一つの人生は始まった──。
小説

【小説】小林由香『ジャッジメント』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。目には目を歯には歯を。この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか──。
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【映画】ネイバーズ(2016)(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】とある山奥の田舎町で暮らすジョンとロージー。ジョンは叔父の違法な仕事を手伝いながら、ロージーと共に海外で暮らす夢を膨らませていた。そんなある日、ジョンの留守中にロージーは偶然隣人のトロイが血まみれの男を射殺する現場を目撃してしまう──。
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【小説】高田侑『うなぎ鬼』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】借金で首が回らなくなった倉見勝は、借金の取り立て会社に身請けされることに。ある時、社長の千脇から小さな漁師町の水産加工工場へある物を運ぶよう命じられる。だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない──。
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【小説】まさきとしか『レッドクローバー』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】東京のバーベキュー場でヒ素を使った大量殺人が起こった。記者の勝木は、十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件の、ただ一人の生き残りの少女──赤井三葉を思い出す。あの日、薄汚れたゴミ屋敷で一体何があったのか──。
映画

【映画】ハングマン(2015)(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】家族旅行に出かけたミラー一家の留守宅に謎の男が侵入し、盗撮用のカメラを仕掛けた。男は一家の若い母親を狙って覗きや侵入を繰り返し、その行動を次第にエスカレートさせていく──。
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【小説】中山七里『連続殺人鬼カエル男』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに──。
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【小説】雨穴『変な絵』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか?とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは。その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる──。
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【映画】フレッシュ(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】マッチングアプリでの出会いにうんざりしていたノアは、スーパーでスティーブという魅力的な男性と知り合う。瞬く間に恋に落ちた2人は、週末をスティーブの別荘で一緒に過ごすことに。森の奥の豪邸で夢のような時間を過ごすノアだったが、やがてスティーブは恐ろしい本性を現しはじめる──。
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【映画】フッテージ(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】ノンフィクション作家のエリソンは、未解決のままになっている一家惨殺事件を本にまとめるため、現場となった家に引越してくる。そして、家の屋根裏部屋で事件の様子を映した恐ろしい映像を発見するが、その日から不吉な現象が立て続けに発生し──。
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【映画】ヴィーガンズ・ハム(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】結婚して30年になる肉屋の夫婦ヴィンセントとソフィーは、結婚生活も家業の経営も危機に陥っていた。そんなある日、店がビーガン活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の1人を殺害してしまう。死体の処理に困ったヴィンセントは、ハムに加工して証拠隠滅を図る。しかしソフィーの勘違いでそのハムを店頭に並べると、思わぬ人気商品となり──。
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【映画】ザ・キラー(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】ある任務失敗により、雇い主を相手に戦うことになった暗殺者。世界中で追跡劇を繰り広げる彼は、それがかたき討ちであっても目的遂行に個人的な感情を持ち込まないよう自分自身と闘い続ける──。
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【小説】櫛木理宇『監禁依存症』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の9歳のひとり息子が誘拐される。だが、小諸は海外出張中。警察は過去に彼が担当し、不起訴処分となった事件の被害者家族を訪ねるが……。この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か──。
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【映画】『バイオレント・ナイト』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】物欲主義な子どもたちに嫌気がさして久しく、なにかと疲れ気味のサンタクロースは、それでも体に鞭を打ち、良い子にプレゼントを届けるため、トナカイの引くソリに乗ってクリスマスイブの空を駆け回っていた。とある富豪一家の豪邸に降り立ち、煙突から中へ入ったサンタは、金庫にある3億ドルの現金を強奪しようと邸内に潜入していた悪党のスクルージー一味と鉢合わせてしまう。見なかったことにしてその場を去ろうとするも、すぐさま大騒動に発展。子どもたちにプレゼントを届ける能力はあっても戦闘能力はゼロのサンタが、武装集団を相手に孤軍奮闘する──。
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【小説】平山夢明『ミサイルマン』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器……。〈顕現〉と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。愛娘を手に掛けたときに現れた究極の顕現とは?(「枷」)オンナをさらっては殺して埋めていた俺とシゲ。ある日、証拠回収のため掘り出した死体には、とんでもない罠が仕掛けられていた。(表題作)魂を鷲掴みにされる、史上最凶の七編を収録。
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