ミステリィ

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【小説】真梨幸子『フシギ』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 作家の私のもとに、死んだはずの担当編集者から不思議なメールが届いた。 意識不明の時に3人の女が“お迎え”に来たというもので、1人目と2人目は亡くなった親族、3人目は誰だか分からないという。 その後、「とんでもない正体が分かった」「3人目の女が、先生のところに現れませんように」という言葉を残して連絡は途切れ──。
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【小説】真下みこと『舞璃花の鬼ごっこ』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 「さあ、”鬼ごっこ”を始めるよ」 ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花が宣言する。 号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。 疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。 執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報──彼女をどこまでも追い詰めていく。 ”鬼ごっこ”の本当の意味とは?舞璃花の正体は──?
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【小説】緒音百『かぎろいの島』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 1990年代後半の、東京。 小説家・津雲佳人のもとに、彼の伯母と名乗る人物から手紙が届く。 幼い頃に父を亡くしてから天涯孤独に生きてきた佳人は、手紙を頼りに、記憶にない故郷《陽炎島》へ帰郷する──。
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【小説】日向奈くらら『私の友達7人の中に、殺人鬼がいます。』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 某県の山麓に集まった少年少女7人。 実は、彼らには謎の人物「名無し」から差出人不明のメールが届いていた。 山に登れば「1年前の死」の真相がわかるという──。
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【小説】高田侑『うなぎ鬼』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 借金で首が回らなくなった倉見勝は、借金の取り立て会社に身請けされることに。 ある時、社長の千脇から小さな漁師町の水産加工工場へある物を運ぶよう命じられる。 だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない──。
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【小説】まさきとしか『レッドクローバー』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 東京のバーベキュー場でヒ素を使った大量殺人が起こった。 記者の勝木は、十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件の、ただ一人の生き残りの少女──赤井三葉を思い出す。 あの日、薄汚れたゴミ屋敷で一体何があったのか──。
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【小説】中山七里『連続殺人鬼カエル男』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。 傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。 これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。 警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに──。
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【小説】知念実希人『ヨモツイクサ』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。 その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。 現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。 そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。 この2つの事件は繋がっているのか。 もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか──。
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【小説】雨穴『変な絵』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか。 9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは。 その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる──。
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【小説】三津田信三『のぞきめ』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 禁じられた廃村に紛れ込み恐怖の体験をしたあげく、次々怪異に襲われる若者たち。 そこは「弔い村」の異名をもち「のぞきめ」という化物の伝承が残る、曰くつきの村だった──。
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【小説】飴村行『爛れた闇』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 学校の不良と母親が付き合い出し、家に入り浸るようになったため、生きる希望を失った高校生の正矢。 記憶を失い、独房に監禁されたうえに、拷問を繰り返される謎の兵士。 二人の意識がリンクした時、凄絶な運命の幕が開く──。
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【小説】三津田信三『十三の呪 死相学探偵1』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 他人に現れた死相が見える弦矢俊一郎。 大学卒業以後、神保町で探偵事務所を始めた彼の元に、初めての依頼人が訪れる。 だが、アイドル顔負けの彼女には死の影は全く見つけられず──。
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【小説】櫛木理宇『ホーンテッド・キャンパス』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 八神森司は、幽霊が「見えてしまう」体質の大学生。 片想いの美少女こよみのために、仕方なくオカルト研究会に属している。 ある日オカ研に、女の顔の形の染みが、壁に浮き出るという悩みが寄せられ──。
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【小説】原浩『火喰鳥を、喰う』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。 ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。 もうひとつは、死者の日記が届いたことだった。 久喜家に届けられた日記は、太平洋戦争末期に戦死した雄司の大伯父・久喜貞市の遺品で、そこには異様なほどの生への執着が記されていた。 そして日記が届いた日を境に、久喜家の周辺では不可解な出来事が起こり始める──。
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【小説】夕木春央『十戒』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。 島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。 “この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。 犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まった──。
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