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【小説】最東対地『おるすばん』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 兄夫婦の家を訪ねた祐子は、久しぶりに地元の友人に再会し、「ドロボー」が律儀にチャイムを鳴らして家を訪ねてくるという都市伝説を知る。 その日を境に、祐子の周囲で不穏なできごとが起こりはじめる──。
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【小説】真下みこと『舞璃花の鬼ごっこ』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 「さあ、”鬼ごっこ”を始めるよ」 ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花が宣言する。 号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。 疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。 執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報──彼女をどこまでも追い詰めていく。 ”鬼ごっこ”の本当の意味とは?舞璃花の正体は──?
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【小説】緒音百『かぎろいの島』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 1990年代後半の、東京。 小説家・津雲佳人のもとに、彼の伯母と名乗る人物から手紙が届く。 幼い頃に父を亡くしてから天涯孤独に生きてきた佳人は、手紙を頼りに、記憶にない故郷《陽炎島》へ帰郷する──。
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【小説】滝川さり『おどろしの森』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。 だが家にお香のような甘い匂いや女の笑い声がし出し、派手な着物姿まで目にする。 拓真は恐怖するが、妻と高校生の娘は何も感じないらしく、不審な目で見るばかり。 霊が視えるというガールズバー店員のミヤに尋ねてみるも、何も視えていない様子に絶望する。 だが実はミヤは、拓真の呪いの正体に気づきながらも黙っていて──?
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【小説】日向奈くらら『私の友達7人の中に、殺人鬼がいます。』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 某県の山麓に集まった少年少女7人。 実は、彼らには謎の人物「名無し」から差出人不明のメールが届いていた。 山に登れば「1年前の死」の真相がわかるという──。
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【小説】日向奈くらら『私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 2年C組の問題の多さには、呆れますね──教頭の言葉が突き刺さる。 また私のクラスの生徒が行方不明になった。これでもう4人だ。 私はその失踪にあの子が関係しているのではないかと恐れている。 宮田知江。ある時から急に暗い目をするようになった女生徒だ。 私は彼女の目が恐い。 でもそんなことは、これから始まる惨劇に比べれば些細なこと。 なぜなら私は、夜の教室で生徒24人が死ぬ光景を目にすることになるのだから──。
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【小説】高田侑『うなぎ鬼』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 借金で首が回らなくなった倉見勝は、借金の取り立て会社に身請けされることに。 ある時、社長の千脇から小さな漁師町の水産加工工場へある物を運ぶよう命じられる。 だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない──。
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【小説】シライサン(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 親友の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟を亡くした青年・春男だった。 何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人。 彼らに共通していたのはある温泉旅館で怪談を聞いたことだった──。
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【小説】岩城裕明『事故物件7日間監視リポート』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 リサーチ会社を営む穂柄は、あるマンションの一室の住み込み調査を依頼される。 そこは、7年前に妊婦が凄絶な自殺を遂げた事故物件で、事件後なぜか隣人たちも次々と退去し、現在はその階だけ無人の状態だという。 期間は1週間。 穂柄はバイトの優馬に部屋で寝泊まりさせ、その様子を定点カメラで管理人室から監視することに。 だが、そこで起きることは穂柄の理解を超えていて──。
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【小説】友成純一『人獣裁判』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。 興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。 ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短いながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった──。
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【小説】最東対地『えじきしょんを呼んではいけない』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 えじきしょん──町中だろうと家の中だろうと、扉があれば中から現れ、呼び出した人間を溶かしにやってくる、ガスマスク姿の不気味な存在。 ひたひたと迫ってくる理不尽な恐怖にあなたは耐えられるか──。
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【小説】まさきとしか『レッドクローバー』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 東京のバーベキュー場でヒ素を使った大量殺人が起こった。 記者の勝木は、十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件の、ただ一人の生き残りの少女──赤井三葉を思い出す。 あの日、薄汚れたゴミ屋敷で一体何があったのか──。
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【小説】中山七里『連続殺人鬼カエル男』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。 傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。 これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。 警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに──。
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【小説】背筋『近畿地方のある場所について』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】 情報をお持ちの方はご連絡ください。 近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。
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【小説】知念実希人『ヨモツイクサ』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。 その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。 現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。 そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。 この2つの事件は繋がっているのか。 もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか──。
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