小説

小説

【小説】小林由香『ジャッジメント』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 大切な人を殺された者は言う。 「犯罪者に復讐してやりたい」と。 凶悪な事件が起きると人々は言う。 「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。 20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。 それが「復讐法」だ。 目には目を歯には歯を。 この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか──。
小説

【小説】矢部嵩『魔女の子供はやってこない』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 ある日へんてこなステッキを拾った縁で、キュートな魔女と友達になった小学生の夏子。 だが2人が良かれと思ってしたことが、次々血みどろ事件に発展していき──。
小説

【小説】矢部嵩『〔少女庭国〕』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 卒業式に向かっていたはずの中3少女たち。 目覚めると奇妙な貼り紙が。 「ドアの開けられた部屋の数をn、死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ」。
小説

【小説】滝川さり『ゆうずどの結末』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。 死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。 宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。 それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。 「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。 しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。 そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。 何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。 菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが──。
小説

【小説】滝川さり『お孵り』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 結婚の挨拶のため、婚約者・乙瑠の故郷を訪れた佑二。 そこは生まれ変わりの伝説がある村だった。 やがて乙瑠は村で里帰り出産をすることになったが、子供は生まれ変わりを司る神として村に囚われてしまい──。
小説

【小説】蒼月海里『幽落町おばけ駄菓子屋』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 大学入学と同時にひとり暮らしを始めることになった僕。 有楽町の物件に入居するはずが、着いた先はなぜか「幽落町」。 そこは妖怪たちが跋扈し、行き場を見失った幽霊がさまようトンデモナイ町だった──。
小説

【小説】矢部嵩『保健室登校』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 転入生の彼女は疎外感を味わっていた。 級友は間近に迫った旅行の話でもちきりなのだ。 だが、待ちに待った出発の日、転入生が見た恐るべき光景とは? 普通の学校生活が恐るべき異世界へと変わる瞬間を描く──。
小説

【小説】真梨幸子『フシギ』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 作家の私のもとに、死んだはずの担当編集者から不思議なメールが届いた。 意識不明の時に3人の女が“お迎え”に来たというもので、1人目と2人目は亡くなった親族、3人目は誰だか分からないという。 その後、「とんでもない正体が分かった」「3人目の女が、先生のところに現れませんように」という言葉を残して連絡は途切れ──。
小説

【小説】最東対地『七怪忌』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 ラノベ作家を目指す高校2年生の慶太は、美少女の転校生がなぜか七不思議を調べている現場に遭遇。 自身も動画チャンネルを持つ従兄と一緒に夜の学校に忍び込むが、それは想像を絶する悪夢の始まりだった──。
小説

【小説】最東対地『おるすばん』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 兄夫婦の家を訪ねた祐子は、久しぶりに地元の友人に再会し、「ドロボー」が律儀にチャイムを鳴らして家を訪ねてくるという都市伝説を知る。 その日を境に、祐子の周囲で不穏なできごとが起こりはじめる──。
小説

【小説】真下みこと『舞璃花の鬼ごっこ』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 「さあ、”鬼ごっこ”を始めるよ」 ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花が宣言する。 号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。 疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。 執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報──彼女をどこまでも追い詰めていく。 ”鬼ごっこ”の本当の意味とは?舞璃花の正体は──?
小説

【小説】緒音百『かぎろいの島』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】 1990年代後半の、東京。 小説家・津雲佳人のもとに、彼の伯母と名乗る人物から手紙が届く。 幼い頃に父を亡くしてから天涯孤独に生きてきた佳人は、手紙を頼りに、記憶にない故郷《陽炎島》へ帰郷する──。
小説

【小説】滝川さり『おどろしの森』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。 だが家にお香のような甘い匂いや女の笑い声がし出し、派手な着物姿まで目にする。 拓真は恐怖するが、妻と高校生の娘は何も感じないらしく、不審な目で見るばかり。 霊が視えるというガールズバー店員のミヤに尋ねてみるも、何も視えていない様子に絶望する。 だが実はミヤは、拓真の呪いの正体に気づきながらも黙っていて──?
小説

【小説】日向奈くらら『私の友達7人の中に、殺人鬼がいます。』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 某県の山麓に集まった少年少女7人。 実は、彼らには謎の人物「名無し」から差出人不明のメールが届いていた。 山に登れば「1年前の死」の真相がわかるという──。
小説

【小説】日向奈くらら『私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。』(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】 2年C組の問題の多さには、呆れますね──教頭の言葉が突き刺さる。 また私のクラスの生徒が行方不明になった。これでもう4人だ。 私はその失踪にあの子が関係しているのではないかと恐れている。 宮田知江。ある時から急に暗い目をするようになった女生徒だ。 私は彼女の目が恐い。 でもそんなことは、これから始まる惨劇に比べれば些細なこと。 なぜなら私は、夜の教室で生徒24人が死ぬ光景を目にすることになるのだから──。
タイトルとURLをコピーしました