小説 【小説】櫛木理宇『侵蝕 壊される家族の記録』(ネタバレ感想・心理学的考察) 【ネタバレ感想・考察】皆川美海は平凡な高校生だった。あの女が、現れるまでは……。幼い弟の事故死以来、沈んだ空気に満ちていた皆川家の玄関に、弟と同じ名前の少年が訪れた。行き場のない彼を、美海の母は家に入れてしまう。後日、白ずくめの衣裳に厚塗りの化粧をした異様な女が現れる。彼女は少年の母だと言い、皆川家に“寄生”し始め──。 2022.02.04 2024.11.16 小説