異端者のフォーク

小説

【小説】中村文則『教団X』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国の根幹を揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、そして光とは何か。
小説

【小説】恒川光太郎『夜市』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼い頃、夜市に迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた──。
映画

【映画】デビル(2010)(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】アメリカの大都市にある高層ビル内のエレベーターに、5人の男女が閉じ込められる。一見、普通の事故かと思われたが、エレベーター内では不可解なことが連続して発生。これは人間の仕業なのか、あるいは本当に悪魔の仕業なのか──。
映画

【映画】ヴィレッジ(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】米ペンシルバニアの小さな村。村の周囲を取り囲む森には恐ろしい存在がいるため、村人が森に入ることはタブーとされていた。だが、村で皮を剥いだ動物の死骸が発見され、誰かがタブーを破ったのではないかという疑惑が持ち上がる──。
映画

【映画】LAMB/ラム(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】アイスランドの山間に住む羊飼いの夫婦、イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない「何か」が産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」を亡くした娘と同じ「アダ」と名付け、育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが、やがて事態は思わぬ方向へ転換していく──。
映画

【映画】ロスト・バケーション(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】医学生のナンシーは、母親の思い出の場所である秘境のビーチにやって来た。時を忘れ、日が暮れるまでサーフィンを楽しんだナンシーは、海中で突然何かにアタックされ、足を負傷してしまう。何とか近くの岩場にたどり着いたナンシーは、岩の周囲を旋回する獰猛で危険な存在が自分を狙っていることに気がつく──。
映画

【映画】パーフェクト・トラップ(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】友人に誘われて怪しげなクラブへ遊びに行った富豪の娘エレナ。そこには、連続殺人犯「コレクター」が仕掛けた恐ろしい罠が張り巡らされていた。周囲の人々が惨殺されていく中、逃げ惑っていたエレナは箱の中に閉じ込められ、コレクターに連れ去られてしまう。事件を知ったエレナの父親は、娘を救うべく捜査チームを結成。唯一の生還者であるアーキンも呼び出され、コレクターの隠れ家へと踏み込んでいく。
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【小説】葉真中顕『コクーン』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】1995年3月20日、カルト教団「シンラ智慧の会」通称「シンラ」の教祖、天堂光翅の命を受け、白装束に身を包んだ6人の信者が、丸の内で無差別乱射事件を起こす。その宗教は、1958年に1人の女性が呪われた子を産む決意をした日に始まる。たとえ今、生きる意味が見出せないとしても、もしかしたらこの子は、私に生きる意味を与えてくれるかもしれないと──。
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【映画】NOPE/ノープ(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いできて、父親が死んでしまう。OJとエメラレルドは、その飛行物体の存在を収めた動画を撮影しようと飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた──。
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【映画】ドール・メーカー(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】いびつなマスクを被って若い女性を拉致・監禁し、ジャンケンをさせて負けたら殺して人形に仕立て上げ、コレクションする。その残忍で特殊な殺害方法から「ドール・メーカー」と呼ばれた殺人鬼のピーター・ハリスは、精神病院での治療を終えて退院し、おじが残した家に戻ってきた。しかし、家に残る忌まわしい記憶によって彼の心は再び闇へと転落していく
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【映画】デストイレ(ネタバレ感想)

【ネタバレ感想】泥沼の戦いとなったベトナム戦争のさなか、第一歩兵師団に従軍していたブレットのもとに弟がトイレで変死したという訃報が舞い込む。終戦後、失意のままに母国へと帰ったブレットは、弟の死の真相を知るべく彼が遺した家の調査を始める。ブレットはトイレに狂暴な悪魔がとりついてることを知り、ディングルベリー神父に悪魔祓いを依頼。人を嘲笑い、火を噴き、そして激しく爆発する悪魔トイレを相手にした史上初の"トイレ・エクソシズム" が始まろうとしていた──!
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【映画】サクラメント 死の楽園(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】ある日、連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリックは、過激な突撃潜入取材で知られるVICE社のサムとともに、妹が暮らす共同体に潜入取材を敢行する。「エデン教区」と名付けられたその場所では「ここで豊かな生活ができるのは『ファーザー』のおかげだ」と、パトリックの妹をはじめ、誰もが幸せそうに生活を送っていた。しかし、平和に思われた「地上の楽園」に、不可解な空気が見え隠れし始める──。
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【映画】星の子(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治したという、あやしい宗教に深い信仰を抱いていた。中学3年になったちひろは、一目ぼれした新任の先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、そんな彼女の心を大きく揺さぶる事件が起き、ちひろは家族とともに過ごす自分の世界を疑いはじめる──。
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【小説】今村夏子『星の子』(ネタバレ感想・心理学的考察)

【ネタバレ感想・考察】主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく──。
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【小説】黒田研二『ワゴンに乗ったら、みんな死にました。』(ネタバレ感想・考察)

【ネタバレ感想・考察】目が覚めると、そこはワゴン車の中だった。そこにいたのは、同じく拉致された、互いに見知らぬ男女6人。タブレット型のモニターで、仮面の男からゲームの開始が告げられる──。
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